皮膚疾患について
アトピー性皮膚炎
アレルギーの遺伝性素因が基盤にあることが多く生後まもなく発症する人や成人になって発症することもあります。成長するにつれ軽快していくことが多いですが、成人まで症状が消えない場合は難治性です。
なるべく弱い薬で少ない量で上手にコントロールして行かなくてはならない疾患です。その時の症状にあった適切な治療が必要です。
民間療法に頼らず早めにご相談下さい
じんま疹
虫に刺され赤くはれたような皮疹が多発したり、皮膚面から少し盛り上がって地図のような発疹があちこちに出たり退いたりして強いかゆみを伴います。
数分~数時間で治まることもありますが、数ヶ月以上続く場合もあります。原因は食べ物、ウィルスなどいろいろありますが検査しても原因が分からないことも多くあります。
治療は原因が分かればそれを除去しそれと平行して規則正しい薬の内服が必要です。慢性じんま疹はその人にあった抗アレルギ-薬でコントロ-ルし、生活に支障を来さないようにすることが肝心です。
水虫
水虫はカビの一種である白癬菌(はくせん菌)の感染により発症します。感染部位は足が主ですが、爪、手、頭皮などにも感染することがあります。
白癬菌は皮膚の角層に入り込みケラチンというたんぱく質を栄養源に増殖します。予防が第一で石鹸でゆびの間もきれいに洗いよく拭き取ることです。
水虫かなと思ったら皮膚科を受診し顕微鏡で水虫菌がいるか検査をしてもらってください。水虫とよく似た病気はいくつかあります。皮膚の水虫は外用剤で治りますが、爪の水虫は内服が必要です。